台湾の北部にある海沿いの街・淡水(タンスイ)。「台湾のベニス」と言われたり、「台北人が1番住んでみたい街」と言われたりする街ですが、何といってもこの街で1番有名なのは夕日。ここは台湾で有数の美しい夕日が見える街として有名です。台北からのアクセスも非常によく、電車の乗り換えなしで来れてしまうアクセスの良さなので、日帰りの観光地として有名になりましたが、数日滞在するのもなかなかおススメです👍
今回はこの美しい夕日が見える淡水の街がどんな感じか、実際にフラフラと観光がてら街歩きをした私たちがご紹介したいと思います。ちなみにバスなどの交通期間は全く使わず、全て徒歩です👍
淡水駅から街歩き観光へ出発。
淡水駅までのアクセスは非常に簡単です。少し離れているので、40分くらい電車に乗っている必要がありますが、乗り換えなしで台北駅から一本!街は駅を挟んで大通り側と河側で様子が大きく違います。大通り側は台北エリアでどこにでもある街そのまま。大通りには車とバイクがビュンビュン走っています😲
逆に海側では少し違った空気感が流れています。
大道芸をやっているお兄ちゃんがいたり、大きな木がいくつも植えられて、その木陰で休んでくださいと言わんばかりのスペースがたくさんあります。私たちが持っている淡水に対するイメージは明らかに海側だったので、今回はこの海側で街歩きをしていくことにしました。
淡水老街から一本入った海沿いの通り
妻はこの淡水の海沿いの雰囲気が好きです。「時間がゆっくり流れている」という表現をしていました。海沿いの街では確かによく感じる雰囲気ですよね。私が昔住んでいたことのあるアメリカ西海岸のサンタモニカという街も同じような雰囲気を感じたのを思い出します。みんなが「自由にリラックスしながら暮らしていて」「人生を楽しんでいる」そんな雰囲気を感じます。
※余談ですが、今週のAirbnbのオーナーさんは台北で害虫駆除の会社を経営しており、週末だけ淡水の別荘(近くのマンション)に滞在しているとか。いや~、羨ましい。優雅な生活です😊
そんな海沿いの通りは台北の中心部と比べてゴミも少なく、キレイに整備されている印象を受けました。一本道を入った通りでは屋台やお店でごった返していますが、海沿いの道はお店で賑わっているものの、そんなにゴチャゴチャした印象も受けず、通りも広く台湾名物のバイクも通らないので平和です😆
いたるところから大きな木が歩道に飛び出していました。その木陰に入って涼んでいる人たちを見ていると何となく微笑ましくなります。私も一緒になってゆっくりしたいな~と思ったのですが、妻は疲れているのか、どんどん先を急いで行ってしまいます…。まあ東京人ですからね🤣
平和で穏やかな、しかし、陽射しをしっかり浴びるので暑い道を抜けると、はじめの目的地に到着です。
淡水紅毛城でヨーロッパとの歴史を知る
淡水には徒歩圏内に文化財となっている建物が複数あります。その代表格がこの紅く美しい壁を持つ淡水紅毛城。淡水駅を出て30分弱というところでしょうか。
1,600年台にはヨーロッパに侵略されていた歴史を持つ台湾。淡水紅毛城は当時北部を統治していたスペインがセント・ドミニカ城として建設したのが始まりです。その後オランダの手に渡ることになりますが、当時オランダ人のことを「 紅毛 」と呼んでいたことから「紅毛城」という名前で残っているそうです。
内部はそんな当時のヨーロッパの状況を映し出すような展示品が多々残されていました。台湾とヨーロッパとの歴史を垣間見たい人には良い場所です。
淡水紅毛城の入場料は80台湾ドル(≒約280円)ですが、ここで入場料を払うと近くの小白宮(次にご紹介する施設)には無料で入ることが出来ますよ👍
【淡水紅毛城】住所:新北市淡水區中正路28巷1號
小白宮
淡水紅毛城のゲートを出てすぐの上り坂を上っていくとすぐに小白宮に到着します。名前の通り白色の建物で、清の時代に淡水の役人さんの官邸として建てられた洋風建築になっています。日本に引き継がれた当時は、伊藤博文もここに宿泊したことがあるとのことです。
高台の斜面に位置していて日当たりも良く、白い壁と庭が美しい点が有名なことから、現在は、ウェディングフォトを撮影するメッカになっているそうです。白い壁がウェディングドレスにピッタリなんでしょうね。私たちが来た時にも1組撮影していました。
先ほどの淡水紅毛城に入場されている方であれば、無料で入場できることが出来ます👍
【小白宮】住所:新北市淡水區真理街15號
多田栄吉故居:時間があれば寄るのもアリ
淡水の今でいう町長さんを務めた多田栄吉さんの家が保存されています。1930年台の話しになりますが、その頃には日本人が町長を務めていたんですね。Wikipediaによると「台湾で最も早く水道を引いた住宅の一つとされており、地域の発展を示す存在としての保存価値も有する」とのことなので、かなりの実力者だったことがうかがえます。
敷地内も狭く、 正直言って、それほど見ごたえがある施設でもなかったので、私たちは約10分ほどで出てしまったのですが、時間のある人は立ち寄って、内部構造や施設の歴史を学んでみてもいいかもしれません。
【多田榮吉故居】住所:新北市淡水區馬偕街19號
スターバックス:2階テラス席から見る夕陽
私たちは基本的にノマド夫婦なので、カフェに入る時にはWifiの有り無し、それからWifiの強弱で決めることが多くなります。必然的にチェーン店を選ぶことが多くなるわけですが、スタバはとても相性が悪いんです。台湾でWifiがしっかりしているスタバに当たったことがない…。
でも今回は夕日を見るのに適した位置にあるカフェで、且つ、Wifiがしっかりしていそうなチェーン店がここしかなかったので賭けました!
…結果、Wifiは使い物にならず惨敗…。接続すら出来ません…。スタバめ。もうWifi完備してるとかいう表示やめれ!
……
しかーし!
スタバ2階のテラス席という写真撮影にはピッタリの席を確保できたので、3時間居座ってけっこうキレイな写真が撮れました👍 写真のためにこんなに頑張ったのは初めてですが、でも、何といっても台湾で有数の夕陽スポットですからね!今回は頑張りました!そして、スタバさん最高のスポットをありがとう👍
でも、ほんと台湾のスタバにはWifiしっかりして欲しいです…。
【スターバックス(河岸門市店)】住所:新北市淡水區中正路205號
淡水のおすすめグルメ
せっかく淡水に来たならしっかりと食べ歩きしてから帰りましょう♪ 私たちのおすすめ淡水グルメスポットをご紹介しますね!
最後に:私が感じた淡水でのおすすめ
淡水周辺で1週間ほど滞在しています。淡水はまさにリゾートという言葉が合う雰囲気を持った気持ちの良いエリアです。今回のようにいくつか施設を回って観光を楽しんでみましたが、私が感じた一番の淡水の過ごし方は、ここでご紹介した海沿いの道でゆっくりすることです😊 1人でも良いと思いますが、出来れば家族や恋人など大切な人と一緒に、くつろいでみてはいかがでしょうか。
色々な楽しみ方がありますが、後悔のない楽しい淡水観光をお過ごしください♪
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