このページに辿りついた貴方は、知人やSNS経由で「台湾の蚊がヤバい」と聞いた人だろうか?それとも、今まさに台湾で蚊に刺されて苦しんでいる人だろうか? もしもそうなら可哀そうに…。せっかく楽しい台湾観光中に、その痒さ、そのストレス、イライラ、痛いほど分かる😭
台湾の蚊は本当にヤバイ。私もこの記事を書いている現在、台湾で生活を開始して2カ月ちょっと。今まさに蚊に刺されて苦しんでいるところだ。そんな私が気になって調べたこの「台湾の蚊」について、私の体験談と共にご紹介したいと思う。
※ネット上で集めた情報と個人の体験を基にまとめているため、正確性に欠ける場合があることを予めご理解いただきたい。
台湾の蚊の正体: 小黒蚊
その蚊の名前は小黒蚊。台湾では黒い悪魔と呼ばれている (すいません、嘘です。ちょっと盛りました)。蚊という言い方をするために、日本人からすると「あぁ、蚊か。」という意識に持っていかれがちだが、蚊というよりもブヨの一種だと考えた方が良い。日本にいる「蚊」とは別ものだと思っていただきたい。人間にとっては、非常に毒性の強い害虫と言ってしまって良いと思う。
※良ければ「小黒蚊」で検索してみていただきたい。
この小黒蚊、以前は台中より南の方に生息していたという記述が多かったが、現在は台湾全土に生息しているという記事が多い。そしてタチの悪いことにほぼ一年中いると思った方が良さそうだ。暑い季節、暑い時間にこそ活動が活発になるそうなのだが、残念ながら(?)、台湾は一年中暑いため厄介だ。
頻繁に出没するエリアは「草木が有る場所や水辺近く」ということなので、田舎の山道はもちろん、都会の公園まで、あらゆる場所にいることになる。つまり、「1年中、台湾のどこにでもいる」。まさに最恐で最凶だ。
また、頻繁に出没していても、非常に小さいためにその存在を見つけにくい。私など未だに見つけた試しがない…。どのくらい小さいかというと、だいたい体長が1-2mmくらいらしく、網戸をすり抜けてくる大きさだということだ。もう家では窓を開けることすら出来ない😨
私が(恐らく)刺された場所
私の場合、台湾滞在中いままでに3度、この小黒蚊にやられていると思われる。
1度目は林安泰古厝という美しい古跡を歩いていた時だ。写真映えする場所で、ちょっとした草の茂った場所にズカズカと入っていた時だ。
2度目は北投公園という、樹々に囲まれた緑豊かな公園を歩いていた時だ。
3度目は「淡水鮮肉湯圓」という台湾の海沿いの街にある飲食店でご飯を食べている時だ。この時のものが今ちょうど水膨れになっている。ちょうど1週間ほど前の話しだ。
まさかお店に入っている時に刺されるとは思わなかった😱 つまり、私の経験としては、台湾にいる間はどこにいても刺されてもおかしくない、ということが言える。
台湾の蚊に刺された時の症状
私は肉体的な痛みにも精神的なストレスにも強い方だと言われる (えっへん😤)。しかし、この台湾の小黒蚊は強敵だ。私の場合、以下の4つの症状が順番に襲ってくる。
- 特に刺された周辺が痒いなんてもんじゃないくらい痒い
- 刺された箇所が熱を持つ
- 骨折したんですかっていうくらい腫れる
- 刺された箇所が水膨れになってパンパン
ちなみに、これら一連の格闘期間は2週間~3週間というところだろう。どうも日本に存在しない生物のようで対処法を確認しづらい。ここで実際に被害者となった私の状態をお見せしよう。
いかがだろう?とても蚊の仕業ではないレベル。体質の問題もあるのかもしれないが、日本の蚊に刺されてもこんなことにはならない。かなり強力な悪魔であることはご理解いただけると思う。
小黒蚊に刺されたかどうか確認出来ませんが、妻は今のところこのような症状は出ていません。かなり痒かったようですが、少し赤黒い跡が残るような刺され方をしただけです。私は花粉症もキツイ方なのでアレルギー体質なんでしょうね。体質によって症状が大きく異なりそうです。
刺された直後に痒くなるという感じではなく、少し時間がたってから、特に、痒みを感じるようになって、刺された箇所をかいた後や、服にこすれた後から、徐々に足に熱や違和感を感じだし、気づけば猛烈な痒みが襲ってくるようになる。つまり刺された箇所に刺激を与えると急激に悪化するという特性を持っているように思う。
台湾の蚊に刺された時の対処法
ウナやムヒなどは一通り試してみたが、この悪魔は日本の薬など全く効き目がない。まさに悪魔。先ほどもご説明した通り、蚊ではないのだ。そのため日本から蚊の対策として持っていくものはほぼ役に立たないと思った方が良い。
刺された時の薬
日本の薬は効かない。つまり、現地台湾の薬を使うことになる・・・、と言っても、私の場合は今のところ大して役に立っていない🤣 一応これが効き目があると言われているので紹介しておこう。この薬 (白花油と呼ばれている) であれば、台湾の薬局やコンビニに入ればどこにでも売っている。
しかし、どうやら痒いと思って掻いてしまうともうダメらしい。何をしても治らない。あくまで痒みに耐えた上で、薬を使う勇者にのみ早期回復の果実を与えられるようなので気を付けていただきたい。
今までの経験をもとに刺された時の対策を考えると、以下のように対処すると良さそうだ。
刺された直後に対処できる場合
- 刺された箇所を出来れば石鹸を使って洗う
- 刺された箇所に白花油を塗る
刺された直後にここまで対処出来れば、症状も出なくて済みそうだ。おめでとう!貴方は勝った!
刺されてしばらく経ってから気づいた場合
刺されてからしばらく気づけなかった貴方、ご臨終です。痒みに耐えていただく以外ない…。しかし痒みを少しでも抑えるということであれば手段はありそうだ。
- 刺された箇所を出来れば石鹸を使って洗う
- 刺された箇所を冷水で冷やす
私の場合、今のところ刺された箇所を冷やすのが1番効果的だと感じている。本来は刺された箇所を洗った後に白花油を塗れば良いと記載されたブログが多いのだが、私が試して感じたのは、一時的にスースーして気持ち良いのだが、その後に熱を持ちそれまでよりもかなり痒くなった。もしも、刺激を与えることで悪化するという特製を持っているなら、つじつまも合いそうだ。
ちなみに一時的な気持ちよさを求めて、短時間に何度も塗り続けた時には肌が荒れてしまった。激しい痒みと肌荒れのヒリヒリとで非常にストレスを抱えたことがある。白花油は恐らく薬品として強い成分があるのかもしれないので短時間に何度も使わない方が良いのかもしれない。
台湾の蚊に刺されないための対策
結局のところ、人類の敗北です。我々はこの黒い悪魔・小黒蚊を迎え撃つには予防するしかない。どうやって刺されないように気を付けるかに集中して欲しい。私が現在気を付けている点を下記に列挙した。
服装に気を付ける
基本中の基本だ。しかし、実はこれが1番効果的だと思う。先述した通りこの小黒蚊は、非常に小さい生き物だ。蚊よりもずっと小さい。体調1-2mmなので、当然だが奴らの持つ毒針も非常に短いのだ。つまり服で覆われている部分はほぼ刺されない🤩 実際に私が今まで刺された箇所は、全て肌が露出されていた。
極端な話しだが、台湾を歩く時には、長袖・長ズボン・長い靴下で行動していれば刺される可能性は低いと言える。1つ問題なのは、この暑い台湾でそんな恰好をするのはイヤだ、ということくらいだ🤣 やはり、リスクとリターンはセットだ。
行く場所に気を付ける
小黒蚊は「1年中、台湾のどこにでもいる」と思うべきだが、基本は自然の中に生息している。台北のど真ん中の大通りを歩いている間に刺される可能性は低い。つまり、気を付けるべきなのは、山の中、公園や草むらなどだ。
行動に気を付ける
蚊と決定的に違うと思った点の1つは、動いている時には一切刺されていない、ということ。どこかで止まっている時に刺されている。私たちが写真を撮っている時、座って食事やおしゃべりをしている時、そんな時に奴らは仕事をしにやって来る😅
少しネットサーフィンして気になった文言では、奴らの飛ぶスピードは遅い。人の歩くスピードに追い付けないらしい。つまり絶えず動き回っていれば奴らは手出しが出来ないということだ。
虫よけ対策グッズ
最後に台湾で小黒蚊に効果的だと言われている虫よけスプレーを紹介する。私はこの虫よけスプレーを使っても刺されているため効果のほどは定かではない。ただし、外出する時にはほぼ使用している。この手の薬剤は汗で流れやすいと思うので、例えばオフィスで仕事しているような環境でこのスプレーを使えばまず刺されないのだろう。
ちなみに、この黒をベースにしたパッケージの他に、緑色のパッケージタイプのものもある。それは「普通の蚊」を対象にした虫よけスプレーなので別物だ。気を付けていただきたい。
今後もっとおすすめの薬など見つければどんどん掲載していきたいと思う。台湾に数カ月滞在して、良い虫よけグッズを見つけたので、こちらでも紹介しておきたい。どれも日本で安く簡単に購入可能なものなので是非試してみて欲しい。
最後に伝えたいこと
台湾の悪魔・小黒蚊、いかがだっただろうか。私の体験をもとに「恐ろしい!気をつけろ!」とアピールしてきたが、私のようなアレルギー体質の人以外であれば、痒みに襲われるだけだ。小黒蚊に刺されるのは本当に痒くてイヤだが、それを理由にホテルに閉じこもるなんてことはしないで欲しい。そんなことはちょっとした旅の土産話にするくらいに考えていただいて、よほど台湾観光を楽しんでいただきたい。
それでは、台湾観光を楽しんでいただきたい♪
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