台湾満喫中のxilinです。
先週ですが九份に1週間ほど滞在していました。九份と言うと、どこか懐かしい感じの街並みや千と千尋のモデルになったと噂されたお茶屋さんなどをイメージする人がほとんどだと思うのですが(私たちもそうでした)、九份は山間にある小さな街です。当然、周辺にはいくつもの小高い山々があり、そこからの景色・眺めが格別でした👍
今回はそんな九份周辺にある美しい自然や景色を堪能できるスポットご紹介したいと思います。
ご紹介するエリア
はじめに今回ご紹介するエリアの地図を貼っておきます。
このエリアに行く際には、恐らく九份と一緒に回る人がほとんどだと思うので、地図内には「九份老街」という九份の入口にあるバス停の位置も記載しておきました😁
九份老街からバスに乗って、水南洞のバス停を目指しましょう。地図で言うところの「陰陽海」の目の前が水南洞のバス停です👍
陰陽海: 水南洞のバス停から見る海の色
バス停に到着すれば、このエリアで有名な2つのものをすぐに確認することが出来ます。到着したら2階の展望スポットへ上がってみてください。
このような景色がドーンと開けています!しっかり180度で海が開けていて写真では伝わりづらい広がりです。
海岸線の海の色は2色に分かれていて神秘的✨ 1つは海の青い色、そしてもう一つは黄金色!どうしてこんなことになるのか不思議ですね。
1つ目のスポットである陰陽海に関する説明書きもありましたが、中国語なので残念ながら私たちには理解できません…。というわけで調べてみました👍
九份からここまでの一帯はもともと鉱山として栄えたエリアでした。その様子は↓の黄金博物館に関するページでも記載した通りです。
この鉱山だった山々から流れこんでくる山の水には、当然、鉱物の成分が多く含まれており、それが長い間の自然現象によって変色。黄金色の神秘的な海の色を作り出しているそうです。ちなみにこの黄金色と海の色が、決して混じることがない様子から、「陰と陽」の関係=陰陽海 (※正式名は濂洞湾) と呼ばれているそうです。
実はこの陰陽海を眺める際には、近くから見るよりも少し離れて山の上から眺めた方が、より色の違いがハッキリと見てとれるのでオススメですよ。
さて、水南洞のバス停から陰陽海を眺めたら、その場でクルっと後ろを向いてください。
天空之城: ラピュタを思わせる風貌
水南洞のバス停からはもう1つ。「天空之城」と呼ばれる製錬所の跡地を眺めることが出来ます😲 まさにラピュタを思わせるこの風貌は一見の価値アリ!それほど近い場所から見ていないのに、何か独特なオーラを感じました。
この精錬所は、この地域一帯が最も栄えていた1930年代に当時の統治者である日本人によって建てられました。金や銅の鉱山として栄えていたため、それを製錬するための工場が必要だったのでしょう。当時は13層もの建物になっていたことから、正式名称は「十三層遺址」。1945年の大戦終結頃からは地域経済も下り坂となり、その後、営業終了してから何十年も放置されてきました。
ここ10年ほどの間に大きな動きがあり、新北市が歴史建築遺産として天空之城を登録したり、ミュージックビデオの撮影に使われるようになったりと、盛り上がりのきっかけが生まれてきている場所です。
しかし、実はこの天空之城…
立ち入り禁止😲
なんてこった、こんな雰囲気のある場所に立ち入り出来ないとかあり得ないでしょ…。メチャメチャ中に入りたい…。
もともと精錬所だった場所がそのまま数十年放置されれば、確かに有毒ガスとか発生していたり、土壌汚染が進んでいたりといったことは十分考えられますね…。本当に惜しい…。
[写真集] 水南洞のバス停から黄金瀑布まで
そんなわけで、もう少し天空の城に近づきたい、もう少しこの周辺の景色を堪能したいという方は、水南洞のバス亭から黄金瀑布という少し山を登ったところにある滝までハイキングを楽しむことをおススメします。途中でビジターセンター兼カフェもありますし、けっこう良いハイキングコースだと思いますよ👍 ここからしばらくハイキングコースの写真をご堪能ください m(__)m
黄金瀑布: 期待は禁物…。
坂道を登ってくると到着するのが黄金瀑布です。この周辺ではよく知られた滝です。
正直に言います!期待しない方がいいです😅
有名な写真スポットのようで、恐らく多くの地元の台湾人や東南アジアからの観光客がいましたが、そんなに大きくないですし、残念ながら黄金でもありませんでした…。
フラッと寄るくらいで、時間があれば寄ってみるくらいで考えるのが良いと思います。
金瓜石観済堂: 巨大な関羽将軍の像
台湾では、日本でも有名な三国志の英雄・関羽将軍が様々な場所で祀られています。この金瓜石観済堂でも同じく関羽将軍が祀られていました。ここはかつて東アジア最大の関羽像があると噂になった場所です。が…、
あれ?
等身大よりちょっと小さいだろうという関羽像が確かにお寺の前にありますが、これが最大なのかな…。お寺の中かな…、と思って探してみたのですが、お寺の中にもそれらしきものは見当たらず…。そんなに大きいものならすぐに分かるはずですし、この情報はデマでした…。
と思って、景色でも見て帰ろうかと思ったその時…
!?
お寺の屋根から顔を出すほど巨大なものがいるじゃないですか…!
これは三国志や関羽将軍が好きな人は来る価値ありですね!
ちなみに私は三国志が大好きなのですが、お寺の中には↑このような三国志を描いたものが多数展示してありましたよ👍
景明亭: 山々と海のパノラマ絶景
最後にご紹介するのは景明亭です。いわゆる展望スポットです。個人的にはここから眺める景色が大好きで、景色の良い日にもう一度来たいと思っていたのですが、願いは叶わず…。ずっと曇っていました。
山道に突然お堂が出てきます。ちょっとしたスペースがあり車を気にすることなく撮影することが出来ます。私たちが行った時にも数人が既に景色を楽しんでいました。
小高い山を登った中腹に位置するため、海や山をキレイに眺めることが出来ます。晴れていればもっとキレイだったろうと思うと悔やまれます…。
展望スポットが好きな人は、私たちの見つけた九份の展望スポットもおすすめですよ👍
タクシーやツアーでまわるのがオススメ
九份周辺の自然が美しいスポットをご紹介してきました。私たちはバスと徒歩で回りましたが、正直なところあまりオススメ出来る回り方ではないかなと思っています。何故かというと、九份周辺のバスは1時間に1本程度しか走っておらず、且つ、台湾のバスは時間通りに運航していないからです…😅
そんなわけで、例えばタクシーを1日や半日ほどチャーターして九份と一緒に自分たちが好きなところを回ってもらうか、ツアーに参加するのがオススメ。なのですが…、今回ご紹介したような九份の奥地に行くような日本人向けツアーはほぼないようです😅 ちょっとマニアック過ぎるんですかね…。
九份だけでなく、もっとみんなに自慢できるマニアックな台湾・台北旅行を楽しみたいなら、是非九份周辺にも足を延ばしてみてください😉 それでは、最高の台湾旅行を♪
コメント