九份老街には茶藝館(茶坊)…いわゆるお茶屋がたくさんあります。九份のシンボルと言われている『阿妹茶樓(アーメイチャーロウ)』もそのひとつです。今回は、九份に初めてオープンした茶藝館である『九份茶坊(ジウフェンチャーファン)』の姉妹店である『水心月茶坊(シュイシンユエチャーファン)』に行ってきました♪こちらのお店は九份茶坊では味わえない、絶景が見れるテラスがあることで有名です。
九份老街口から基山街通りを進んで、九份最大の撮影スポットである階段(豎埼路)をくだり、その途中の広場前にある九戸茶樓の前の細い路地を入って行った先にお店があります。夕暮れ時や土日だとものすごい人混みになるので、階段の上り下りが出来ない場合があります。また、広場は撮影スポットとツアーの集合場所になっているため、常に人でごった返しています。
水心月茶坊のお店の様子
一本路地に入っただけで、基山街通りや豎埼路(階段)の喧騒が嘘のように静かになります。
オーナーさんがデザイナーということもあり、とてもオシャレな空間が広がっています✨
使われているすべてのアイテムが、オシャレに見えてきます😊
ティータイム(台湾茶坊デビュー)
クチコミなどを見て、それなりの覚悟はできていたつもりなのですが…
お湯代:100元/一人+茶葉代:600元~
➡最低700元≒2,415円~となります😲
残った茶葉は持って帰れるのでお土産にはなりますが…さすがです☆
さらに、美味しいお茶のお供は必要ですよねー♪なんてことになると…🙄
1,000元≒3,500円くらいにはなってしまいますが…
有名ホテルのラウンジなどでティータイムをする感覚と似たような感じだと思います🙂
今回はせっかくなので贅沢をして、スイーツもオーダーしちゃいました☆
・阿里山烏龍(茶葉)
・手工烏龍起司蛋糕
・凍頂茶梅
本日のお会計は980元≒3,380円也。
日本人のクチコミの多くに『だいたい1,000元くらいと考えておいた方が良い』と書いてあったので、心の準備はしてありましたが…まさにリアル相場でした🤑
ちなみに、店員さんは日本語ができるので日本語注文で問題ありませんでした。
お茶
『阿里山烏龍(阿里山高山茶)』とは、台湾南部にある嘉義縣阿里山の麓の標高1,000m~1,700mの茶畑で生産されている茶葉のことです。ちなみに店員さんオススメの茶葉は、標高2,000m以上の場所で栽培されている『梨山烏龍』でした。標高が高ければ高いほど希少な茶葉となり、お値段も高くなっていきます。阿里山高山茶は品質と値段のバランスがよいため、有名になったようです。お味は”スッキリ爽やかな烏龍茶” フルーツや花のような香りと煎茶のような爽やかな飲み心地に加えて、ほのかに甘い後味が特徴です。
しばらく待っていると、運ばれてきたのはめっちゃ可愛い茶道具一式。台湾に来てから台湾茶を飲もう飲もうと思いながら行けていなかったので、今回が台湾茶坊デビューとなりました🎊
一煎目は、店員さんが日本語で説明をしながら淹れてくれます。二煎目からは自分たちで淹れることができて、一回入れた茶葉でだいたい五煎目くらいまでいただけるとのことでした🍵
店員さんが何かするたびに、主人がパシャパシャと写真を撮るので、クスクス笑いながらのご説明となりました😅
風味豊かで飲みやすく
とっても美味しかったです😍
色的に≪味が薄そう…≫と思いきや、ほのかな甘みも茶葉の後味もきちんと味わえました☆
二煎目からは主人が淹れてくれましたが、終始楽しそうにしていました😆♪
ココで豆知識を…
台湾茶の茶碗(湯のみ)は、お猪口のように小さいのですがそれはなぜか…
この美味しさに関係しているのか…と気になったのでちょっと調べてみました🤔
結論から言いますと…めっちゃ関係していました😲
小さな茶碗で飲むことで、口の中でコントロールしやすい量となり、ゆっくり味わうことができるそうです。味覚神経は舌の上だけでなく口の中のいろんなところにあり、少量の茶を口の中のいろんな場所に当ててやることで、いろんな味覚が味わえるのです。大きい茶碗などで飲むと、どうしても一口で入ってくる量が多くなり、生理的に早く飲み込みたくなって(気管に入ってはいけないので、速やかに食道に送ろうとする本能)、あまりじっくり味わえないらしいです。台湾茶にはこういった繊細な味わいに親しむ楽しみもあるとの事でした。
スイーツ
手工烏龍起司蛋糕/手作りチーズケーキです。ガイドブックにも紹介されているケーキで、烏龍茶葉を粉末状にして生地に練り込んで作られているとのことでした。
色と見た目はちょっとアレですが…🤣
チーズにも負けない烏龍茶の風味がしっかりして、美味しかったです🤩
凍頂烏龍茶と梅を一緒に煮込んだ甘露煮のような感じで…
コレが…メチャうまっ😍
酸っぱさはほとんどなく、甘いだけじゃない梅の旨みと烏龍茶のコクのバランスが抜群でした☆
ちなみに『凍頂烏龍茶』とは、台湾南投県鹿谷郷東部の山腹で栽培される烏龍茶でしたが、現在では台湾の広範囲において栽培されており、台湾を代表する烏龍茶です。味や見た目は緑茶に近いですが、独特の爽やかなフルーティーさが魅力で甘みのあるお茶になります🍵
特等席テラス
姉妹店の老舗茶藝館『九份茶坊』では味わえない、絶景が見れる特等席テラスの様子。
まさに絶景を見渡せるテラスでしたが…虫と暑さが気になったので、お茶は店内で楽しみました♪
テラスからの絶景
この日は残念ながらあいにくの曇り空でしたが、テラスから撮った写真です📷
~日没前・夕暮れ時~
~日没後・夜景~
雲が多かったので夕陽も微妙な感じでしたが、少ーし赤っぽくなった雲が撮れました📷お天気が良ければ、キレイな夕陽を拝めることは間違いないと思います。ただ、曇っていても夜景はすごくキレイに見れました🌛
※九份は本当にキレイな景色を見るには最高です。他にもたくさんあるので、ご興味あればこちらもどうぞ。
お土産
店内で使われている茶器セットも売っていますが、なかなかのお値段でした🤑もうしばらく台湾に滞在することと移動での破損を考えると怖いので、今回は諦めました😭
店内で食べた茶梅がパックになって売っていたので、自分用とお土産用にいくつか買ってしまいました☆賞味期限は約1年です。これは、本当にオススメです‼
オーダーした茶葉の残りはパッキングしてくれて、持ち帰れます。日本に帰ったら、大きい茶碗と小さい茶碗で飲み比べをしてみようと思って、茶梅も一緒に大切に保管してあります🤣
夕方の17時頃から日没後の19時までの約2時間くらいをゆっくり過ごさせていただきました☆
その間、お店オススメのお茶の試飲を出してくれたり、お湯を継ぎ足してくれたりと、気の利いた接客をしていただきました。また、インスタ映えに興味がある主人はカメラ小僧になり📷、興味のない私はゆっくりとお茶を愉しむ🍵といった感じで、大満足の時間を過ごすことができました✨お一人様だとお値段的な面が気になりますが、数人でくれば十分に元が取れると思います😏👍
総 合:4.4点🎊
味 :★★★★★
雰囲気:★★★★★
清潔さ:★★★★★
コスパ:★★☆☆☆
人 :★★★★★
【JiouFen TeaHouse 水心月茶坊(舊名天空之城)】
住所 :新北市瑞芳區輕便路308號
HP :公式ページ
他にも九份のグルメや観光地を巡っているので、よければそちらも♪
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