ニーハオ、xilinです。
花蓮の街から車で約40分。清水断崖に行って来ました!ここは台湾で1番の絶景と言われる場所であり、台湾が険しい山脈で出来た島国ということを理解するのに適した場所です。台湾の大自然を表すのによく使われる写真スポットでもあるので、時間に余裕のある人は是非一度は来てみて欲しい絶景写真スポットです👍
※いくつかのサイトやブログには「台湾八景」という書き方がされているようでしたが、実は台湾八景に選ばれたのは数十年前の過去の話し。現在の台湾八景では太魯閣渓谷は含まれていますが、清水断崖は含まれていませんでした…。
清水断崖
![清水断崖06](https://i0.wp.com/xilinblog.com/wp-content/uploads/2020/01/1ff1ffcffabfe95975e675ed8b9be495.jpg?resize=1024%2C611&ssl=1)
↑この写真を見ていただくと、清水断崖の凄まじさが分かっていただけると思います…。もう絶句しますよ😲 日本には恐らくこの高低差で山と海が隣合っていることはないでしょう…、もう「すっとーーーん」と岸壁が落ちてくるイメージ!
清水断崖は蘇花海岸の中で最も壮観な場所です。蘇花海岸は中央山脈と太平洋の交わった所で、地質構造上はまれに見る断層海岸です。22.7kmにわたるこの海岸は高さ1,000mの岩壁がそそり立っており、一歩足を踏み外すと太平洋に垂直落下!ここは台湾一番の断崖絶壁なのです。
台湾交通部観光局の清水断崖ページより抜粋
↓「清水断崖」の標識があった場所で簡単に撮影してみました!
ちなみに、清水断崖に来る手前で教えてもらった、とても興味深い話しをご紹介します。海岸沿いの山道を車で走っていた時に教えてもらった、この場所↓
![清水断崖の道中02](https://i0.wp.com/xilinblog.com/wp-content/uploads/2020/01/36b8a0ed1540af68cf193f198f1ec1cc.jpg?resize=632%2C843&ssl=1)
原住民の隠れ道
だったそうです😲 一見しても何なのか分からないような、細い獣道。
少し歴史を遡ると、日本が台湾を統治していた1895年~1945年の間、たくさんの抗日運動(日本統治に対する反対運動)がありました。その中にはいわゆる中国大陸から渡ってきた人たちの起こす抗日運動もありましたし、台湾原住民が起こすものもありました。特に台湾東部の花蓮や台東には原住民が多いんです。
原住民の中には平地に暮らす部族もあれば、山岳地帯に暮らす部族もあって、この清水断崖近くでは太魯閣族(タロコ族)と呼ばれる山岳民族が多いそうです。首狩りの風習も持っていたような部族らしいのですが、そんな太魯閣族(タロコ族)が日本軍と戦う際によく利用していたのが、写真のような隠れ道。今でいうゲリラ戦のようなイメージを私は持ったのですが、どこから襲ってくるか分からない山岳民族の戦い方に日本軍は手を焼いたそうですよ。
清水断崖の場所と地図
何だかスゴイ場所だということを分かっていただいたところで、実際に場所はどこなのか地図でご紹介しますね!地図の赤丸を見てください。
![花蓮の位置01](https://i0.wp.com/xilinblog.com/wp-content/uploads/2020/01/4ad911e318278e25f236af8ac773fa05.png?resize=718%2C1024&ssl=1)
↑台湾の北部にある赤丸が台北、東部にある赤丸が花蓮です。台北から花蓮はだいぶ離れているように見えますが、実はそんなに離れてはいません。台湾は小さな島国です。全体の大きさは九州よりも少し小さいくらい。 バスや特急の電車で台北から花蓮まで行くと、だいたい2時間~2時間半くらいだと思っておけば大丈夫です。飛行機だと50分くらいですが、空港の待ち時間などを考えればバスや電車で移動した方が良さそうです。
↓少し拡大した地図です。
![清水断崖の位置01](https://i0.wp.com/xilinblog.com/wp-content/uploads/2020/01/acfbb906ca000e7eb97fbc99fd673644.png?resize=970%2C1024&ssl=1)
↑青丸を付けくわえてみましたが、それが清水断崖の場所です。見事に山と海の狭間ですよね😆 花蓮の街から車で40分くらいの場所にあります。海岸沿いの山道でウネウネしていますし、駐車するスペースもそれほど多くありませんので、行く時には本当に気を付けてくださいね!
↓動画を撮影した場所で駐車スペースもあります👍
観光に適した時間と天気
清水断崖のある「花蓮」は地形の関係から天候が非常に面白い場所です。端的に言って…、
午前中は晴れ🌞
午後は曇り🌧
驚くほどこのような天気になります。
上で見てもらった台湾の地図を見ていただくと分かると思うのですが、この花蓮県は四方を山に囲まれ、一方が海に面した地形になっています。午前中に水蒸気が山の上に固まり、その固まった雲が午後になって海の方に降りてくる。1年中こんな天候が続くそうです。実際に私たちが滞在していた時にもそうでした。
つまり、何が言いたいかというと、
清水断崖には朝早いうちに行け!😤
ということです!私たちは花蓮の中心部の街に宿泊していましたが、朝の08:10に出発して9時前に現地到着しました👍 晴れていると、こんなに美しい景色が見られる場所はないですよ!
清水断崖へ行くなら現地ツアーかチャーターで!
清水断崖は、花蓮の駅や中心部の街から、車で40分の位置にあります。花蓮観光の途中であっても、アクセスがメチャクチャ悪いです…。現地の人は皆さん揃って、車かバイクで行く場所のようなので、私たちもそのようにしました。日本人からすると、台湾は交通マナーの良い国ではないので、観光客として行くなら間違いなく現地ツアーにするか、タクシーをチャーターするか、のどちらかにするべきだと思いました。
清水断崖は台湾好きなら一度は来てみたい場所ですよね!それでは、楽しい台湾観光を♪
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